【色のグラデーション】

【色のグラデーション】

まず、透明水彩絵の具を用意します。
最低5原色(赤、青、緑、黄、黒)があれば良いのですが、最初は12色のセットでもかまいません。ただし、セットで買うと白色が付いてきますが、白色は使いません。

紙は画用紙が良いので、普通のスケッチブックを使います。スケッチブックはピンきりですので、自分に合った紙質を探すのが一番です。
私の場合、水彩用の高級な紙は、色が沈んでしまうので、私には合いません。今使っているスケッチブックは5百円位から千5百円位のを用途に応じて使っています。  
ここでは、練習用ですから安い方で十分です。

水彩用筆は最初は丸筆が良いでしょう。筆は乱暴に扱わない限りは、長く持ちしますので、少し良い筆を使っても良いと思います。

最初は鉛筆のグラデーションと同じように2本の線を引き長四角を10個作ります。
絵の具は分かりやすく赤から始めましょう。
赤色をパレットでも皿でもかまいません。ほんの少しだします。その赤色を水をいっぱい含ませた筆で少し取り、別の場所で溶きます。
そうして混ぜると、とても薄い赤色ができます。これをグラデーションの最初の四角に塗ります。


次の四角には、最初の四角に使った水溶き赤色にまた少しだけ赤色を入れて混ぜます。
そうしてできたちょっとだけ最初より濃い赤色を二番目の四角に塗ります。
が、ここで大切なことは、隣の色が乾いていない時は
必ず0.5~1mm 開けて塗っていきます。
この技法は水彩画独特ですが、後々も役に立ちます。
前の色が乾いている時は間をあけなくてもかまいませんが、結構な時間がかかります。
時間に余裕がある時は、前の色が乾いてから次の色を塗りましょう。そうしないと色が濁ってしまいます。

2番目が終わったら、3番目、4番目、5番目と少しずつ濃くして10.番目までいきます。

10番目まで行ったら、目を細めて見てみましょう。きれいな帯状のグラデーションが出来ていたら成功です。
この10のグラデーションをあと3つ描いていきましょう。後で使います。
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